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外壁塗装で雨戸・シャッターも塗るべき?費用相場と「やらない方がいい」ケースを施工管理8年が解説

外壁塗装と一緒に雨戸・シャッターを塗るべきか、費用相場・サビの判断・吹き付けとローラーの違い・塗らない方がいいケースを、施工管理8年の二級建築士が解説します。

森田 健 二級建築士 監修

ゼネコン施工管理8年|二級建築士

・ 読了 約7分

※本記事はプロモーションを含みます。

外壁塗装の見積もりを見ると、外壁・屋根とは別に「雨戸塗装」「シャッター塗装」といった項目が並んでいることがあります。色あせた外壁だけきれいになって、雨戸が古びたままだと、せっかくの塗装が締まらない——とはいえ「本当に必要なの?」と迷う方も多い箇所です。雨戸・シャッターは外壁と同時に塗ると足場代を二重に払わずに済むため、塗るなら同時施工が圧倒的に得です。ただし、素材によっては塗らない方がいいケースもあります。

私はゼネコンで施工管理を8年務めた二級建築士です。見積書の付帯部項目を数多く見てきた立場から、雨戸・シャッターを塗るべきかの判断軸と費用相場を解説します。

📌 結論(先に書きます):金属製の雨戸・シャッターでサビや色あせが出ているなら、外壁塗装と同時に塗るのがおすすめです。後から単独で頼むと足場代が別途かかり割高になります。ただし、樹脂製・アルミの新しいシャッターや、塗装に向かない複雑な可動部は「塗らない」判断が正解のこともあります。

この記事で解決できる疑問

  • 雨戸・シャッターは外壁塗装と一緒に塗るべきか
  • 塗装の費用相場はいくらか
  • なぜ「同時施工」が得なのか
  • 塗らない方がいいケースはあるか
  • 吹き付けとローラー、どちらで塗るのか

雨戸・シャッターは「付帯部」の一部

雨戸やシャッターは、外壁・屋根の本体とは別の「付帯部(ふたいぶ)」に分類されます。付帯部とは、軒天(のきてん)・破風(はふ)・雨樋(あまどい)・水切りなど、外壁まわりの細かな部材の総称です。

これらは外壁と同じく紫外線や雨で劣化するため、外壁を塗り替えるなら一緒に塗らないと、そこだけ古びて全体がちぐはぐに見えます。 付帯部全体の考え方は付帯部塗装の記事で詳しく解説しています。

雨戸・シャッター塗装の費用相場

費用は素材・大きさ・本数によって変わりますが、目安は次のとおりです。

項目費用の目安(1枚・1か所あたり)
雨戸(戸袋含む)約2,000〜5,000円
手動シャッター約3,000〜8,000円
電動シャッターの外側ボックス約3,000〜8,000円

※あくまで目安です。素材・劣化状態・施工方法・地域により変動します。サビが進んでケレン(サビ落とし)に手間がかかる場合は割高になります。

家全体で雨戸が5〜10枚あれば、合計で数万円程度になるのが一般的です。外壁・屋根の総額に対しては小さな割合ですが、「別途」で見落とされやすい項目なので、見積書に含まれているか必ず確認してください。

なぜ「外壁塗装と同時」が得なのか

雨戸・シャッターを塗るなら、外壁塗装と同時に依頼するのが鉄則です。理由は足場代にあります。

外壁塗装では、家の周囲に足場を組みます(足場費用の記事参照)。雨戸やシャッターは2階にもあるため、塗装には足場が必要です。外壁塗装の足場をそのまま使えば追加費用はかかりませんが、後から雨戸だけ単独で頼むと、その都度足場を組み直す費用(数十万円規模)が発生します。

つまり、雨戸塗装そのものは数万円でも、別の機会に頼むと足場代だけで大赤字になります。「いつか塗るかも」なら、外壁塗装のタイミングで一緒に済ませるのが圧倒的に合理的です。

「塗らない方がいい」ケースもある

すべての雨戸・シャッターを塗ればいいわけではありません。次のケースでは、塗装を見送る判断が正解のこともあります。

  • 樹脂製・新しいアルミ製:表面がツルツルしていて塗料が密着しにくく、無理に塗ると剥がれの原因に。劣化が軽ければそのままが無難。
  • 可動部(シャッターのスラット同士の隙間):塗料が入り込んで動きが悪くなる、開閉時に塗膜が擦れて剥がれる恐れ。
  • 激しく腐食して穴が空いている:塗装ではなく交換を検討すべき状態。

⚠️ 金属でも「塗るべきか・交換すべきか」は劣化の程度次第です。サビが表面だけなら塗装で延命できますが、穴が空くほど腐食しているなら塗っても長持ちしません。現地で業者に判断してもらいましょう。

金属製はサビ止めとケレンが命

金属製の雨戸・シャッターを塗る場合、仕上がりの良し悪しは下地処理で決まります。

  1. ケレン:サビや古い塗膜を落とす作業。これを省くと、新しい塗膜がすぐ剥がれます。
  2. サビ止め(下塗り):金属専用のサビ止め塗料を塗る。これが防錆の要。
  3. 上塗り:仕上げの色を2回塗りするのが基本。

この工程は鉄部塗装と同じ考え方です。詳しくは鉄部塗装・サビ止めの記事で解説しています。「サビ止めを塗りました」と言いながら下塗りを省く手抜きもあるため、見積書に下塗り(サビ止め)の工程があるか確認しておくと安心です。

吹き付けとローラー、どちらで塗る?

雨戸・シャッターは、職人によって吹き付け(スプレー)ローラー・刷毛のどちらかで塗られます。

工法特徴
吹き付け凹凸の多い雨戸を均一に塗れる・仕上がりがきれい・養生が大変
ローラー・刷毛飛散が少ない・狭い場所向き・凹凸部は塗りムラに注意

雨戸は表面に細かい凹凸(ルーバー)があるため、吹き付けのほうがきれいに仕上がることが多いです。ただし吹き付けは塗料が飛ぶため、周囲の養生(ようじょう)が重要になります。工法の違い全般はローラーと吹き付けの記事を参考にしてください。

まとめ

  • 雨戸・シャッターは「付帯部」。外壁と同時に塗るのが鉄則
  • 後から単独で頼むと足場代が別途かかり大幅に割高
  • 費用の目安は1枚あたり数千円、家全体で数万円程度
  • 樹脂製・新しいアルミ・複雑な可動部は「塗らない」判断もあり
  • 金属製はケレンとサビ止めが命。手抜きされやすいので見積書を確認

雨戸・シャッターを塗るかどうかは、素材と劣化具合を見て判断する必要があります。自分の家のケースで塗るべきか・費用はいくらかは、複数社に現地を見てもらって見積もりを比べるのが確実です。

外壁塗装の一括見積もり

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よくある質問(FAQ)

Q. 雨戸が少し色あせている程度ですが、塗らないと損ですか? A. 軽い色あせだけなら急ぐ必要はありませんが、足場のある外壁塗装のタイミングを逃すと次は足場代が別途かかります。「次の塗り替えまで持たなそう」と感じるなら、同時に塗っておくのが結果的に得です。

Q. 電動シャッターも塗れますか? A. 外側のボックスやスラット表面は塗装できますが、モーターや内部の可動部は塗りません。可動部に塗料が入ると故障の原因になるため、専門業者に範囲を確認してもらってください。

Q. 雨戸塗装だけを単独で頼むことはできますか? A. 可能ですが、2階の雨戸を塗るには足場が必要で、その費用が別途かかるため割高になります。外壁塗装と同時が原則です。

Q. 雨戸を塗ると開け閉めしにくくなりませんか? A. レールや戸袋に塗料が入り込むと動きが悪くなることがあります。きちんとした業者は可動部を養生してから塗るので、施工前に「動作に支障が出ないか」を確認しておくと安心です。

外壁塗装の見積もり、相場と比べていますか?

同じ工事でも業者によって数十万円変わります。相見積もりで複数社を比べるのが、損をしない一番の近道です。

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